コラム
診療時間
診療時間
9:00~13:00
14:00~18:00

※但し、祝日がある週の水曜日は診療。

2025.01.27

インプラント治療後のケアが大切!長持ちさせる秘訣とは!?

インプラント治療は、歯を失った際の優れた治療方法として多くの患者さんに選ばれています。しかし、インプラントは治療後のメンテナンスが非常に重要であることをご存じでしょうか?天然歯のように長く使うためには、日々のケアと定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。ここでは、インプラントを長持ちさせるためのポイントと具体的なケア方法について詳しくお伝えします。

インプラント治療後のケアが重要な理由

インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込む治療法で、噛む機能や見た目を回復できる治療方法です。しかし天然歯とは異なり、インプラントには「歯根膜(しこんまく)」がありません。歯根膜とは、歯と骨をつなぐクッションのような役割を果たす組織で、細菌の侵入を防ぐバリアとしても機能します。インプラントにはこのバリア機能がないため、歯ぐきや骨が細菌の影響を受けやすく、『インプラント周囲炎』を引き起こすリスクがあります。

インプラント周囲炎とは?
インプラントの周囲に炎症が起こり、放置すると顎の骨が溶けてしまう病気です。自覚症状が出にくく、進行するとインプラントの脱落に繋がるため、早期発見と予防が重要です。

 

インプラントを長持ちさせるためのセルフケア

インプラント治療後、特に大切なのが毎日のセルフケアです。

1. 正しいブラッシング

歯磨きは、インプラントを長持ちさせるための最も基本的なケア方法です。インプラントと歯ぐきの境目には汚れが溜まりやすいため、柔らかめの歯ブラシを使って優しく磨きましょう。ブラシを小刻みに動かし、汚れをしっかり取り除くことが大切です。

2. 歯間ブラシやフロスを活用する

歯ブラシでは届かない部分の汚れを取り除くために、歯間ブラシやフロスを使いましょう。インプラントの隙間は特に汚れが溜まりやすいので、歯間ブラシの適切なサイズを選び、隅々までケアしてください。

3. 洗口液を使用する

洗口液を使用すると、細菌の増殖を抑えることができます。特にインプラント周囲炎の予防効果が期待できる洗口液を選ぶと、より効果的です。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスは、インプラントを健康に保つために欠かせません。当院では、専用の機械を使用して歯石やプラークを除去、噛み合わせのチェック、歯ぐきや骨の状態を確認します。定期的なメンテナンスにより、異常を早期発見・早期対応し、長期にわたってインプラントを維持できるようサポートします。

インプラントを守るための生活習慣のポイント

インプラントを長持ちさせるためには、健康的な生活習慣も重要です。喫煙は歯ぐきの健康を損ない、硬いものはインプラントに負担をかけるため注意が必要です。さらに、バランスの取れた食事や、規則正しい生活で免疫力を高めることが、インプラントの健康維持につながります。日々の心がけが、快適な口腔環境を支える鍵となります。