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「予防歯科」という考え方

 今まで、むし歯になったら早期発見、早期治療ということで、歯を削っては詰めることを繰り返してきました。しかしこの繰り返しはいずれ神経を取り、抜歯に至り、義歯を入れることになります。
  そこで最近解ってきたことは、治療した歯が細菌に感染していて全身に影響を与えていることです。むし歯になっている人は、リュウマチや扁桃、心臓、首、内蔵、あるいは神経系に関わるような退行性病変になりやすくなります。

 江間歯科医院はシステムに従った予防処置を行い、歯が全身に与える影響を考慮した治療をし、患者様が生涯自分の歯で食べられるようにするために、院内の改善を継続的に行い、医療サービスの質の向上に努めております。

「予防歯科」という考え方

むし歯と歯周病の予防について

 むし歯、歯周病は細菌に因る感染症です。したがって、原因となる口腔内細菌を減少させることが予防となります。
  歯の周りには歯周病、むし歯の原因となる細菌がバイオフィルムという形でこびりついています。このバイオフィルムの形成を出来るだけ少なくするために(口腔常在菌なので全く0にすることはできない)患者さんは自分の口腔内の正しい状況を知り、生活習慣をコントロールしなければなりません。
  私たち医療者は、患者さんに自分の口腔内を正しく理解して戴く為に、唾液検査、細菌培養、プラーク検査(歯の汚れの割合)、X-線検査を行います。また位相差顕微鏡でむし歯菌や歯周病菌などの確認をしていただいています。これを基に患者さんにむし歯、歯周病の現在の様子を正しく理解していただいた上で、患者さんにあった予防方法を提案します。
  患者さんには専門の歯科衛生士が担当します。
  最初の検査時のデータ、口腔内写真はパソコンに保存してありますから、患者さんはこの検査を定期的に行えば、自分の口腔内の経時的変化が解るようになっています。患者さんはその記録を見る事により、生活習慣のどこを改善しなければならないかがすぐわかるようになっています。

 人生60年のときは、いままでどおりの痛くなったら歯医者に行くという考えで良かったかもしれませんが、平均寿命が延び80、90歳、 100歳までも生きるようになってきました。この長い老後を健康に生きるためには、生涯自分の歯で食事をすることが重要となってきます。義歯(入れ歯)では自分の歯と比べて食べる力を40%位しか回復することはできません。
  いまから予防歯科を始めてみませんか。

むし歯と歯周病の予防について

むし歯と歯周病の予防について

診療の流れ

診療の流れ

検査の説明

唾液検査とは

■唾液検査で何がわかる?

あなたの本当のむし歯の原因がわかります。
原因が違えば予防法も違います。むし歯の原因は人それぞれです。毎日は磨きをしていてむし歯になる人とならない人がいるのはそのためです。

■唾液検査を受けた後は?

あなたの実行しやすい、効果的なむし歯の予防法をご提案します。
あなたの“かかりつけ歯科医院”として、ずっと歯を守ることができます。唾液検査によって、あなたのお口の特徴がわかれば、あなたが生涯自分の歯を保てるようにアドバイスしていくことができます。むし歯ができるたびに治療するよりも経済的です。

■本当の原因や自分に合った予防法がわかります。

検査を受けていただいた全ての方に「お口の健康手帳」をさしあげています。

唾液検査1

唾液検査2

唾液検査3
(クリックすると画像が拡大します)

バイオフィルムについて

 コップに水を入れて数日おいて置くと、コップの内側がぬるぬるしてきますがこの【ぬめり】がバイオフィルムと呼ばれるものです。この中身は細菌の塊で種々の細菌が生存して共に共生しあって生きています、歯に着くバイオフィルムは何百種類という口腔常在菌によって構成されていて、一度形成されると強固なものとなり、なかなか落とすことができません。
 たとえば胃がんの原因となるピロリ菌ですが、口腔常在菌としてこのバイオフィルムの中にも存在しています、胃のピロリ菌を殺すために抗生物質を投与すると、胃のピロリ菌は0になりますが口腔内のバイオフィルム中のピロリ菌は生き残ってしまいます。
 バイオフィルムを0にしようとして、歯みがきをするのですが、染め出してバイオフィルムの存在をチェックすると、どんなに磨けている人でも数%は残ってしまいます。したがって訓練された歯科衛生士に定期的にこの残留しているバイオフィルムを破壊して口腔内より除去する必要があります。

バイオフィルムについて

位相差顕微鏡について

「微生物を生きたまま観察する」顕微鏡です。
実際に患者さん自身のプラークをとり顕微鏡で見ると、口腔内には細菌がたくさん存在していることがわかります。当院では患者さんにご自分の口腔内を知っていただくことが第一歩と考えて位相差顕微鏡を使った検査を行っています。