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2025.08.25

インプラントを入れてもMRI検査は受けられる?安全性を解説

こんにちは。

甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。

今回は、インプラントとMRI検査の関係について解説していきます。

インプラント治療を検討されている方や、すでにインプラントを入れている方からよくいただく質問の一つに「MRI検査を受けても大丈夫ですか?」というものがあります。医科の検査で必要になることが多いMRI。強い磁力を使うため、体に金属があると影響を受けるのではないかと心配される方も少なくありません。

インプラントとMRIの基本的な関係
現在広く使われているインプラントは「チタン」や「チタン合金」で作られています。チタンは生体親和性が高く、骨としっかり結合する性質を持つことから、歯科医療に多く用いられています。また、チタンは磁性をほとんど持たない金属に分類されるため、一般的にはMRI検査に大きな影響を与えにくいとされています。そのため、多くの場合「インプラントを入れていてもMRI検査は可能である」と考えられています。

注意が必要となる場合
ただし、すべてのケースで全く問題がないわけではありません。以下のような点には注意が必要です。

・画像に乱れが出ることがある
 特に顎や顔周辺を撮影する場合、インプラント部分が原因で画像がゆがむ(アーチファクト)可能性があります。そのため、一部の部位が鮮明に映らないことがあります。

・古いインプラントの場合
 現在の主流はチタンですが、昔に埋入されたインプラントでは別の素材が使われていることもあり、その場合は影響が出ることも考えられます。

・治療直後の検査
 インプラントを埋入して間もない時期にMRIを受ける際は、骨との結合状態などを考慮して、歯科医師と医科の医師が連携して判断することが望ましいです。

検査を受けるときのポイント
MRIを受ける際にもっとも大切なのは、事前にインプラントがあることを医師に伝えることです。問診票や検査前の確認の際に申告しておくことで、医師が適切に対応することができます。また、歯科医院で「どの素材のインプラントを入れているか」「いつ治療を受けたか」といった情報を確認しておくと、検査を受ける際により安心です。

まとめ
インプラントを入れていても、一般的にはMRI検査を受けられることが多いとされています。ただし、画像の乱れや素材の違い、治療時期によって注意が必要な場合もあるため、必ず事前に医師へ申告してください。

当院では、インプラント治療を行った後の生活上のご不安や疑問にも丁寧に対応しております。インプラント治療に関して不明な点や気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。