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2025.09.08

インプラント治療にCTは本当に必要?安全性を高めるための大切な理由

こんにちは。

甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。

今回は、インプラント治療における歯科用CTの必要性についてご紹介します。

インプラント治療を検討されている方からよくいただく質問のひとつに、「治療の前にCT撮影って本当に必要なんですか?」というものがあります。確かに、歯科医院でレントゲンを撮ることには慣れていても、「CT」と聞くと少し大げさに感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、インプラント治療においてCTは非常に重要な役割を果たします。

CTでわかることとは?
一般的なレントゲンでは、顎の骨や歯の状態を「平面的」にしか確認できません。一方でCT撮影では、顎の骨を立体的に、つまり「3次元的」に確認することが可能になります。
具体的には次のような情報を得ることができます。
● 上顎、下顎の骨の厚みや高さ、密度
● 骨の内部に走っている神経や血管の位置
● インプラントを埋め込む予定の部位の周囲組織の状態
これらを正確に把握することで、治療計画をより精密に立てられるようになります。

CTは必須ではない?
ここで気になるのが、「CTは全ての症例で必ず必要なのか」という点です。実際のところ、全ての患者様にCT撮影が必須というわけではありません。顎の骨の状態や治療内容によっては、従来のレントゲンでも十分に対応できる場合もあります。しかし、インプラントは骨に人工歯根を埋め込む外科処置であるため、少しでもリスクを減らし、安全に治療を行うことが非常に大切です。そのため、より多くの情報が得られるCTを撮影することは、結果的に治療の成功率を高めることにつながります。

安全で確実な治療のために
インプラント治療で特に注意すべきなのは、骨の内部にある「神経」や「血管」です。もしこれらに触れてしまうと、しびれや出血といった大きなトラブルを引き起こす可能性があります。CTで立体的に確認しておけば、インプラントを埋め込む最適な位置や角度を事前にシミュレーションすることができ、リスクを最小限に抑えることが可能です。これは患者様にとっても大きな安心材料となるはずです。

まとめ
インプラント治療におけるCT撮影は、すべてのケースで必須ではありません。しかし、顎の骨の構造や神経・血管の位置を正確に把握できるという点で、治療の安全性と成功率を大きく高める重要な検査です。「できるだけ安心して治療を受けたい」「トラブルを避けたい」と思われる方にとって、CT撮影は心強い味方となるでしょう。

当院では30年以上のインプラント治療実績があり、「安心・安全」を最優先にした治療を提供しています。これからインプラントの治療を考えている方や、今お使いの入れ歯が合わない方は、ぜひお気軽にご連絡ください。