一般歯科

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9:00~13:00
14:00~18:00

※但し、祝日がある週の水曜日は診療。

一般歯科

  • 「予防歯科」という考え方

    今まで、むし歯になったら早期発見、早期治療ということで、歯を削っては詰めることを繰り返してきました。しかしこの繰り返しはいずれ神経を取り、抜歯に至り、義歯を入れることになります。

    また治療費は、削ることに支払うものではなく、歯を削らないために使うべきではないでしょうか?

    最近解ってきたことは、治療した歯が細菌に感染していて全身に影響を与えていることです。むし歯になってる人は、リュウマチや扁桃、心臓、首、内蔵、あるいは神経系に関わるような退行性病変になりやすくなります。

    当院はMTMシステムに従った予防処置を行い、歯が全身に与える影響を考慮した治療をし、患者様が生涯自分の歯で食べられるようにするために、院内の改善を継続的に行い、医療サービスの質の向上に努めております。

  • むし歯と歯周病の予防について

    むし歯、歯周病は細菌に因る感染症です。したがって、原因となる口腔内細菌を減少させることが予防となります。

    歯の周りには歯周病、むし歯の原因となる細菌がバイオフィルムという形でこびりついています。このバイオフィルムの形成を出来るだけ少なくするために(口腔常在菌なので全く0にすることはできない)患者様は自分の口腔内の正しい状況を知り、生活習慣をコントロールしなければなりません。

    私達医療者は、患者様に自分の口腔内を正しく理解して戴く為に、唾液検査、細菌培養、プラーク検査(歯の汚れの割合)、現在のむし歯の状態、現在の歯周病の状態などを調べるとともにX-線検査を行います。これを基に患者様にむし歯、歯周病の現在の様子を正しく理解していただき(先ず自分自身を知っていただき)、患者様にあった予防方法を提案します。患者様には専門の歯科衛生士が担当します。

    最初の検査時のデータ、口腔内写真はパソコンに保存してありますから、患者様はこの検査を定期的に行えば、自分の口腔内の経時的変化が解るようになっています。患者様はその記録を見る事により、生活習慣のどこを改善しなければならないかがすぐわかるようになっています。

    人生60年のときは、今までどおりの痛くなったら歯医者に行くという考えで良かったかもしれませんが、平均寿命が延び80、90歳、 100歳までも生きるようになってきました。この長い老後を健康に生きるためには、生涯自分の歯で食事をすることが重要となってきます。義歯(入れ歯)では自分の歯と比べて食べる力を40%位しか回復することはできません。

    今から予防歯科を始めてみませんか。

  • 診療の流れ

    むし歯、歯周病は細菌に因る感染症です。したがって、原因となる口腔内細菌を減少させることが予防となります。

    歯の周りには歯周病、むし歯の原因となる細菌がバイオフィルムという形でこびりついています。このバイオフィルムの形成を出来るだけ少なくするために(口腔常在菌なので全く0にすることはできない)患者様は自分の口腔内の正しい状況を知り、生活習慣をコントロールしなければなりません。

    当院では、治療を始める前に、お口の中の状態を理解、把握して頂きます。
    そしてお口の状態を病気になりづらい環境にしてから、治療のスタートとなっています。
    治療後は、今ある歯の状態をそのまま保つことができる様にメンテナンスを続けていきます。

  • 唾液検査

    ・唾液検査で何がわかる?

    あなたの本当のむし歯の原因がわかります。
    原因が違えば予防法も違います。むし歯の原因は人それぞれです。毎日歯磨きをしていてむし歯になる人とならない人がいるのはそのためです。

    ・唾液検査を受けた後は?

    あなたの実行しやすい、効果的なむし歯の予防法をご提案します。
    あなたの“かかりつけ歯科医院”として、ずっと歯を守ることができます。唾液検査によって、あなたのお口の特徴がわかれば、あなたが生涯自分の   歯を保てるようにアドバイスしていくことができます。むし歯ができるたびに治療するよりも経済的です。

    ・本当の原因や自分に合った予防法がわかります。

    唾液検査を実施して頂いた全ての方に「お口の健康手帳」をさしあげています。

  • バイオフィルムについて

    コップに水を入れて数日おいて置くと、コップの内側がぬるぬるしてきますがこの【ぬめり】がバイオフィルムと呼ばれるものです。この中身は細菌の塊で種々の細菌が生存して共に共生しあって生きています、歯に着くバイオフィルムは何百種類という口腔常在菌によって構成されていて、一度形成されると強固なものとなり、なかなか落とすことができません。

    バイオフィルムは、放置しておくと硬い歯石となって歯にこびりつきます。歯石の表面はいくつもの穴が開いていて、そこにまたバイオフィルムがついてしまいます。また歯の形と合っていないつめものやかぶせ物の周りにも同じ様にバイオフィルムがつきやすくなります。

    バイオフィルムを0にしようとして、歯みがきをするのですが、染め出してバイオフィルムの存在をチェックすると、どんなに磨けている人でも数%は残ってしまいます。したがって訓練された歯科衛生士に定期的にこの残留しているバイオフィルムを破壊して口腔内より除去する必要があります。

  • 位相差顕微鏡について

    微生物を生きたまま観察する」顕微鏡です。

    実際に患者様自身のプラークをとり顕微鏡で見ると、口腔内には細菌がたくさん存在していることがわかります。当院では患者様にご自分の口腔内を知っていただくことが第一歩と考えて位相差顕微鏡を使った検査を行っています。