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2026.02.04

お子様の歯ぎしり・食いしばり。その理由と、受診の目安とは?

新年、あけましておめでとうございます。甲府市相生にある江間ファミリー歯科・矯正歯科の副院長、江間秀明です。

毎月第1水曜日に放送されているYBSラジオ「ひる前キッズデンタル」では、お子様の歯の健康や予防についてお話しています。

2026年最初の「ひる前キッズデンタル」では、多くの保護者の方が気にされるお子様の「歯ぎしり」や「食いしばり」をテーマにお話ししました。大人に多いイメージがありますが、実はお子様にもよく見られる現象です。その理由と、受診の目安について分かりやすく解説します。

子どもの歯ぎしりは「成長の証」です

子どもの歯ぎしりは、大人とは異なり、多くの場合が成長の過程で起こる「生理的な現象」です 。特に以下の変化が重なる時期に起こりやすくなります。

・歯の生え変わり:乳歯から永久歯に生え変わる時期は噛み合わせが不安定です 。

・顎の成長:顎の大きさが変化する過程で、脳と筋肉が新しい噛み合わせに適応しようとします。

基本的には心配いらないことがほとんどですので、まずは安心してくださいね。

歯ぎしりと食いしばりの違い(ブラキシズム)

専門的にはこれらを総称して「ブラキシズム」と呼びますが、それぞれ特徴があります。

・歯ぎしり:主に睡眠中に、歯をギリギリとこすり合わせるものです。

・食いしばり:起きている時に、無意識に歯を強く噛みしめるものです。音が出ないため気づきにくいですが、頬の内側や舌に歯の跡がつくこともあります。

これらは早ければ乳歯が生えそろう1歳前後から見られ、特に6〜12歳の混合歯列期に多くなりますが、思春期の頃には自然と落ち着くことがほとんどです。

歯科医院への受診をおすすめする「4つのサイン」

通常は経過観察で問題ありませんが、以下のような症状が見られる場合は、一度歯科医院でチェックを受けましょう。

1.歯のすり減り:歯の形が変わるほど強くすり減っている

2.歯の欠け:歯の一部が欠けてしまった

3.痛み:歯や顎に痛みを感じる 

4.顎の違和感:顎から音がしたり、口の開け閉めに違和感がある 

    重い症状がある場合には、欠けた部分の修復や、慎重に判断した上でのマウスピース治療などを検討することもあります。

    お家でできる生活習慣のケア

    無理に歯ぎしりを止める必要はありませんが、リラックスして過ごせる環境づくりが役立つこともあります。以下のポイントを意識してみましょう。

    ・質の良い睡眠:しっかりと睡眠時間を確保しましょう。

    ・デジタルデトックス:寝る前のスマホやゲームなどの電子機器は控えめに 

    ・日中の意識:上下の歯が触れ合わないよう「歯を離す習慣」を意識させる

    ・ストレスケア:適度な運動や、姿勢・口呼吸の改善にも気を配りましょう

    最後に

    子どもの歯ぎしりは、新しい噛み合わせを自分自身で探している「準備期間」のようなものです 。あまり神経質にならず、成長の過程として温かく見守ってあげてください。もし「いつもより音が激しいな」「痛がっているな」と不安に思われたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

    楽しく、健康なお口を一緒に育てていきましょう!