「硬い物はダメ?」インプラントを入れた後もお煎餅やナッツを楽しむ工夫

こんにちは。
甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。
インプラント治療を終えて「自分の歯のようにしっかり噛める」と喜ばれている一方で、ふと「お煎餅やナッツのような硬い物は、今までどおり食べていいのだろうか?」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、インプラントで硬い物を食べるときに知っておきたい注意点と、長く大切に使い続けるための工夫をご紹介します。
なぜインプラントは「硬い物」に注意が必要なのか
インプラントは、天然の歯とほぼ同じようにしっかり噛めるのが大きなメリットです。しかし、実はインプラントは天然の歯よりも「噛む衝撃」にデリケートという一面もあります。
その最大の理由は、インプラントには天然の歯にある「歯根膜(しこんまく)」という組織がないからです。歯根膜は、噛んだときの衝撃を和らげるクッションのような役割をしています。このクッションがないインプラントは、硬い物を噛んだときの衝撃がダイレクトに顎の骨やインプラント本体に伝わってしまいます。
また、噛み応えを感じるセンサーも天然の歯より鈍くなるため、自分では気づかないうちに「噛みすぎ」てしまい、被せ物が欠けたり、インプラントを支える骨に負担がかかったりすることがあるのです。特にセラミック製の被せ物は、ゆっくり噛む力には耐えられますが、急激な衝撃や、硬い物を横にすりつぶす際の『ひねる力』には弱く、欠けたり割れたりする恐れがあります。
インプラントを守りながら食事を楽しむ工夫
大好きなものを我慢しすぎる必要はありませんが、以下の工夫を取り入れることで、インプラントへの負担を抑えながら食事を楽しめます。
1.小さく割ってから口に運ぶ
お煎餅や大きなナッツを一気に噛み砕くのは、最も衝撃が大きくなります。手で小さく割ったり、砕いたりしてから口に入れるだけで、衝撃を分散させることができます。
2.ゆっくり、左右バランスよく噛む
急いで食べると、特定の場所に強い力がかかりやすくなります。一口の量を控えめにし、ゆっくりと咀嚼することを意識しましょう。
3.違和感があれば早めに相談する
もし特定の物を食べたときに響く感じや違和感がある場合は、噛み合わせの調整が必要なサインかもしれません。
まとめ
インプラントは、正しく使えば生活の質を大きく高めてくれるすばらしい治療です。天然の歯とは少し構造が違うことを理解して、食べ方を工夫することで、お口の健康を守りながら好きなものを楽しむことができます。いつまでも美味しく食事ができるよう、毎日の工夫と定期的なメンテナンスで、インプラントを大切に守っていきましょう。