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2025.05.26

タバコとインプラント成功率の関係性とは?知っておきたいリスクと対策

こんにちは。

甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。

今回は、タバコとインプラント成功率の関係性とは?知っておきたいリスクと対策についてご紹介します。

インプラント治療は、失った歯を補う画期的な治療法として多くの方に選ばれています。しかし、インプラントを長持ちさせるためには、いくつかのポイントがあります。その中でも特に注意すべきなのが「タバコ」です。

インプラントとタバコの関係

タバコに含まれる有害物質は血流を悪化させ、インプラントの周囲組織の健康に影響を与えます。喫煙は治癒を遅らせるだけでなく、骨の状態にも悪影響を及ぼし、インプラントの安定性を損なう原因にもなります。

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲の歯肉や骨に炎症が起こる病気で、放置するとインプラントを支える骨が減少し、インプラントの脱落につながることもあります。初期は自覚症状が少ないため、定期的な検診で早期発見・治療が大切です。喫煙者は免疫力が低下しやすく、インプラント周囲炎を発症しやすい傾向にあります。

喫煙が及ぼす具体的な影響

①治癒が遅れる

ニコチンが血管を収縮させ、血流が悪化します。その結果、インプラント埋入後の骨との結合が弱くなり、治癒が遅れる可能性があります。

②骨吸収が進む

タバコの有害物質が骨代謝を悪化させるため、骨密度が低下し、インプラントが安定しにくくなります。

③インプラント周囲炎リスクの増加

喫煙者は非喫煙者に比べて、このリスクが数倍高まるとされています。

最新の研究データから見る影響

近年の研究では、治療後も喫煙を続ける患者のインプラント成功率は非喫煙者より30%以上低く、インプラント周囲炎の発症率は2〜3倍に上ることが分かっています。こうした結果から、治療の成功率向上のためには禁煙が非常に重要とされています。

インプラントを守るための対策

インプラントを長持ちさせるためには、禁煙が最も効果的な予防策です。特に治療前後の期間は禁煙を強くおすすめします。もしすぐに禁煙が難しい場合でも、治療期間中だけでもタバコを控えることが成功率を高めます。また、日頃から丁寧な口腔ケアと定期検診を欠かさず、異変を早めに察知することも重要です。

まとめ

インプラント治療を成功させるためには、セルフケアだけでなく生活習慣の見直しも必要です。喫煙がインプラントの成功率を大きく左右するため、タバコを吸っている方は治療前に禁煙について考えてみましょう。ご不明な点がございましたら、江間ファミリー歯科・矯正歯科までご相談ください。

当院では30年以上のインプラント治療実績があり、「安心・安全」を最優先にした治療を提供しています。これからインプラントの治療を考えている方や、今お使いの入れ歯が合わない方は、ぜひお気軽にご連絡ください。