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2025.07.28

知っておきたい!マウスピース矯正の特徴と選び方

こんにちは。

甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。

今回は、マウスピース矯正の特徴と選び方についてご紹介します。

歯並びが気になるけれど「目立つ矯正装置はちょっと…」「仕事柄、見た目が気になる」といった理由で矯正治療に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。そんな方に選ばれているのが、透明なマウスピースを使った矯正治療です。

マウスピース型矯正装置とは?

マウスピース型矯正装置とは、透明な薄いマウスピースを段階的に交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。従来のワイヤー矯正と比べて、見た目が目立ちにくく、取り外しが可能なことから近年大変人気が高まっています。

デジタル技術による進化

近年、CAD/CAM技術や3Dスキャンの進歩により、歯列矯正の精度と効率が飛躍的に向上しました。1回の型取りや3Dスキャンでデジタルデータを取得し、そのデータをもとにPC上で歯の動きをシミュレーションします。そこから、治療ステップごとのマウスピースを何十枚も作成することが可能になりました。

このマウスピースは、少しずつ形状が異なるものを順番に装着していくことで、歯を段階的に移動させていきます。マウスピースの交換時期の目安は、症例や治療計画によって異なります。

見た目が自然!しかし注意点も

マウスピースは透明なため、装着していても周囲から気づかれにくいという大きなメリットがあります。また、食事や歯磨きの際に取り外せるのも魅力です。ただし、多くの症例では「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯に装着する必要があり、これが見た目に多少影響することもあります。そのため、歯の裏側に装置をつける舌側矯正(裏側矯正)の方が、見た目の面では優れていると感じる方もいらっしゃいます。

すべての症例に向いているわけではありません

マウスピース矯正は利便性や審美性に優れた治療法ですが、ワイヤー矯正とは力のかかり方や装置の特徴が大きく異なります。そのため、歯のねじれが強い場合や、噛み合わせの調整が複雑なケースなどでは、マウスピースだけでは十分な効果が得られないこともあります。そのような場合には、「ハーフリンガル矯正(上は裏側、下は表側などの組み合わせ)」など、より適した治療法をご提案させていただきます。

まとめ

透明なマウスピース矯正は、目立ちにくさや快適さから非常に人気のある矯正方法ですが、適切な診断と治療計画が重要です。

当院ではカウンセリングから治療後のケアまでしっかりとサポートいたしますので、初めての方でも安心して矯正治療を始めていただけます。見た目だけでなく、噛み合わせや将来の健康も考えた治療を一緒に進めていきましょう。まずはお気軽にご相談ください。