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2025.06.09

インプラントはどのように歯の代わりになる?その構造を徹底解説

こんにちは。

甲府市相生の江間ファミリー歯科・矯正歯科です。

今回は、インプラントの構造についてご紹介します。

歯を失ってしまった際の治療法のひとつとして注目されているのが、インプラント治療です。見た目も噛み心地も天然歯に近く、しっかりとした固定力が得られるのが特徴ですが、その仕組みを知らない方も意外に多いのではないでしょうか?

インプラントを構成する3つの部品

インプラントは、以下の3つのパーツから構成されています。

・インプラント体

顎の骨に埋め込まれる人工の歯根です。主にチタン製で作られており、骨との結合性が高いことが特徴です。歯をしっかりと支える「土台」となる重要な部分で、ネジのような形状をしており、外科的な処置によって顎骨の中に埋め込まれます。

・アバットメント
インプラント体と人工の歯(上部構造)をつなぐ中間パーツです。歯ぐきの上に出る部分で、人工歯を安定して支える役割があります。素材には金属(チタン、ジルコニアなど)が使われ、見た目や強度のバランスを考慮して選ばれます。

・上部構造(人工歯)
実際に見えている歯の部分で、噛み合わせや見た目を回復するための人工歯冠です。セラミックやジルコニアなど、天然歯に近い審美性と強度を持つ素材が使われます。歯の色や形も個人に合わせて細かく調整されるため、自然な見た目が得られます。

各パーツの連携が大切

これら3つのパーツは別々に作られますが、精密に連結されることで、1本の歯としてしっかりと機能します。インプラント体が顎の骨としっかり結合(オッセオインテグレーション)することによって、高い安定性と噛む力が得られるのです。また、アバットメントや上部構造は後から交換が可能なため、将来的に修理や調整が必要になった場合にも対応しやすい構造になっています。

インプラントの素材の安全性

インプラント体に用いられるチタンは、生体親和性が非常に高く、金属アレルギーのリスクも少ないとされています。また、上部構造に使用されるセラミックやジルコニアも、変色しにくく、長期間にわたって美しさを保つことができます。

まとめ

インプラントは、「インプラント体」「アバットメント」「上部構造」という3つの部品からなる、精密で機能的な人工歯のシステムです。それぞれのパーツが役割を果たすことで、天然歯に近い噛み心地や見た目を実現しています。

当院では30年以上のインプラント治療実績があり、「安心・安全」を最優先にした治療を提供しています。これからインプラントの治療を考えている方や、今お使いの入れ歯が合わない方は、ぜひお気軽にご連絡ください。