歯医者でのクリーニング(PMTC)とは|効果・頻度・費用を解説|山梨
歯科医院での歯のクリーニングに興味はあるけれど、「何をするの?」「痛い?」「費用は?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、山梨県甲府市の江間ファミリー歯科・矯正歯科が、歯科でのクリーニング(PMTC)についてエビデンスに基づいて解説します。
歯科のクリーニングとは
歯科でのクリーニングは、主に以下の2つを指します。
①スケーリング(歯石除去)
歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯石(石灰化したプラーク)を除去する処置です。歯石は歯ブラシでは除去できないため、歯科医院での専門的な処置が必要です。
②PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
歯科衛生士が専用の器具と研磨剤を使って、歯の表面のバイオフィルム(細菌の膜)や着色を機械的に除去する処置です。
Axelssonらの長期研究(2004, Journal of Clinical Periodontology)では、定期的なPMTCを30年間続けた患者群では、歯の喪失がほとんどなかったことが報告されており、予防歯科における有効性が実証されています。
クリーニングとメンテナンスの違い
| 項目 | クリーニング | メンテナンス |
|---|---|---|
| 目的 | 歯石・着色の除去 | 総合的な口腔健康管理と再発防止 |
| 内容 | スケーリング・PMTC | 検査+リスク評価+PMTC+指導 |
| アプローチ | 一時的な清掃 | 継続的な予防管理 |
当院では、単なるクリーニングではなく、「メディカルトリートメントモデル(MTM)」に基づく包括的なメンテナンスを提供しています。唾液検査でリスクを評価し、一人ひとりに合った予防プランで、虫歯と歯周病の再発を防ぎます。
クリーニングの効果
- 歯周病の予防・改善:歯石とバイオフィルムを除去し、歯周ポケット内の細菌を減少
- 虫歯の予防:プラークの除去とフッ素塗布による再石灰化促進
- 着色(ステイン)の除去:コーヒー、紅茶、タバコによる着色をきれいに
- 口臭の改善:口腔内の細菌量の減少
- 全身の健康への寄与:歯周病菌と心血管疾患、糖尿病との関連が多数報告されている
クリーニングの適切な頻度
リスクに応じて個別に設定するのが理想です。
| 口腔状態 | 推奨頻度 |
|---|---|
| 健康な方(リスク低) | 6ヶ月〜1年に1回 |
| 歯周病の既往がある方 | 1〜3ヶ月に1回 |
| 矯正治療中の方 | 3ヶ月に1回 |
| インプラント治療後の方 | 3〜4ヶ月に1回 |
費用について
歯科のクリーニングの費用は、保険適用の有無によって異なります。
- 保険適用の場合:歯茎に炎症がある方(歯周病と診断された場合)は保険適用。3割負担で約2,000〜4,000円程度
- 保険適用外の場合:歯茎が健康な方の予防的クリーニングは保険適用外。当院では¥11,000
当院では、保険ルールに基づき適切に判断しています。健康な方が保険でクリーニングを受けることは制度上認められておらず、当院はコンプライアンスを重視しています。
よくある質問(FAQ)
Q. クリーニングは痛いですか?
A. 通常は痛みはほとんどありません。歯石が多い場合や歯茎の炎症が強い場合に軽い不快感を感じることがあります。
Q. 歯石を取ると歯がしみるのはなぜ?
A. 歯石で覆われていた歯面が露出するため、一時的に知覚過敏が生じることがあります。通常は数日で収まります。
Q. 山梨で予防歯科に力を入れている歯科医院は?
A. 甲府市の江間ファミリー歯科・矯正歯科は、予防を軸とした歯科医院です。MTMに基づく科学的な予防管理を行っています。
Q. 矯正中のクリーニングも対応できますか?
A. はい。当院は矯正歯科と一般歯科を併設しているため、矯正中のクリーニングも同じ院内で対応できます。
まとめ
歯科でのクリーニングは、虫歯・歯周病予防の基本です。しかし、クリーニング「だけ」では不十分であり、リスクに基づいた継続的なメンテナンスが重要です。
山梨県甲府市の江間ファミリー歯科・矯正歯科では、唾液検査によるリスク評価から個別の予防プランまで、科学的根拠に基づいた予防歯科を提供しています。
執筆監修:江間ファミリー歯科・矯正歯科 副院長 江間秀明
参考文献:Axelsson P, et al. (2004) J Clin Periodontol. / 日本歯周病学会「歯周病の検査・診断・治療計画の指針」