2024.06.10
- 小児歯科
初めての歯磨きガイド|赤ちゃんの歯磨きはいつから?正しいやり方を歯科医が解説

赤ちゃんの歯磨きはいつから始める?
赤ちゃんの歯磨きは、最初の乳歯が生え始めた時から始めるのが理想的です。一般的には生後6ヶ月頃から下の前歯が生え始めますが、個人差があります。
最初から歯ブラシを使う必要はありません。まずは濡れたガーゼで優しく歯を拭くことから始めましょう。赤ちゃんが口の中を触られることに慣れることが、将来の歯磨き習慣の土台になります。
月齢別の歯磨き方法
生後6ヶ月〜1歳:ガーゼ磨き期
- 授乳後や食後に、濡れたガーゼで歯の表面を優しく拭く
- 1日1〜2回、特に就寝前は丁寧に
- シリコン製の指サック型歯ブラシも活用できる
1歳〜2歳:仕上げ磨き開始期
- 小さなヘッドの乳児用歯ブラシを導入
- 保護者の膝の上に寝かせて仕上げ磨きを開始
- 歯磨き粉はフッ素配合のものを米粒大の量で
- 上の前歯の裏側は虫歯になりやすいので重点的に
2歳〜3歳:自分磨き+仕上げ磨き期
- 子ども自身にも歯ブラシを持たせ、自分磨きの習慣をつける
- ただし仕上げ磨きは必ず保護者が行う(小学校低学年まで推奨)
- 奥歯が生えてきたらフロスも導入
歯磨きを嫌がる場合の対処法
多くの赤ちゃん・幼児が歯磨きを嫌がりますが、これは自然な反応です。以下の工夫で楽しい体験にしましょう:
- 歌を歌いながら磨く(時間の目安にもなる)
- 保護者が先に磨く姿を見せる(真似したくなる)
- 好きなキャラクターの歯ブラシを選ばせる
- 「お口の中を探検しよう!」などゲーム感覚で
- うまくできたらたくさん褒める
- 無理やり押さえつけるのは逆効果 — 短時間でも毎日続けることが大切
乳歯のケアが大切な理由
「乳歯はどうせ抜けるから」と思われがちですが、乳歯の健康は永久歯の発育に大きく影響します。
- 乳歯の虫歯は永久歯の歯並びに影響する
- 噛む力の発達・発音の発達に乳歯は不可欠
- 乳歯の根の先に永久歯の芽があり、感染が波及するリスクがある
まとめ
歯磨き習慣は、赤ちゃんの頃から少しずつ築いていくものです。最初はうまくいかなくても焦らず、楽しい体験として継続することが最も重要です。
当院では「はみがきサポート」プログラムを提供し、0〜3歳のお子さまが歯医者さんに楽しく通える環境を整えています。お気軽にご相談ください。