子どもの歯ぎしりが心配なら読んで|原因・年齢別の対処法・受診の目安を歯科医が解説|山梨甲府 | 江間ファミリー歯科・矯正歯科 | 山梨県甲府市
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2026.03.24
  • 小児歯科

子どもの歯ぎしりが心配なら読んで|原因・年齢別の対処法・受診の目安を歯科医が解説|山梨甲府

「子どもが夜中にギリギリ歯ぎしりをしている」「これって大丈夫なの?」と心配される親御さんはとても多いです。

この記事では、山梨県甲府市の江間ファミリー歯科・矯正歯科(小児歯科専門スタッフ在籍)が、子どもの歯ぎしりについて年齢別・症状別に詳しく解説します。「いつ受診すべきか」「放置してもいいケース」を具体的にお伝えします。

子どもの歯ぎしり——まず知っておきたいこと

子どもの歯ぎしりは医学用語で「睡眠時ブラキシズム」と呼ばれます。日本小児歯科学会の調査では、乳幼児・小学生の約14〜20%に歯ぎしりが見られるとされており、決して珍しいものではありません。

重要なポイント:乳歯期(主に6歳未満)の歯ぎしりは、多くの場合「生理的なもの」で自然に消えていきます。しかし、症状やお子さんの年齢によっては歯科受診が必要なケースもあります。

年齢別:子どもの歯ぎしりの特徴と対応

【0〜3歳】乳歯が生え始める時期

乳歯が生え揃っていく過程で、上下の歯の噛み合わせを無意識に調整しようとする行動として歯ぎしりが起こります。この時期の歯ぎしりは生理的なものが大半で、基本的に経過観察でOKです。

  • 特徴:短期間(数週間〜数か月)で自然におさまることが多い
  • 対応:日常的な歯磨き習慣を大切に。歯に大きなすり減りがなければ心配不要

【4〜6歳】乳歯列が完成する時期

乳歯が全部生え揃い、噛み合わせが安定してくる時期です。一方で、自我の発達やストレス(幼稚園・保育園への入園など)との関連が報告され始めます。

  • 特徴:ストレスや生活環境の変化で一時的に強くなることがある
  • 対応:生活リズムを整え、就寝前はリラックスできる環境を作る。著しいすり減りがあれば受診を検討

【6〜12歳】乳歯から永久歯への生え変わり期

この時期は乳歯と永久歯が混在する混合歯列期にあたります。歯の高さが変わりながら噛み合わせが変化していくため、歯ぎしりが出やすい時期です。

  • 特徴:噛み合わせの変化に伴うもので、6〜8割は永久歯に生え変わると自然解消
  • 注意:永久歯に大きなすり減りが出ている場合は受診が必要
  • 対応:定期的な歯科検診で噛み合わせを確認してもらう

【12歳以降】永久歯列が完成してからも続く歯ぎしり

永久歯が生え揃った後も歯ぎしりが続く場合は、ストレス・不安・睡眠の質の低下との関連が強くなります。この時期は大人と同様の評価・対処が必要です。

  • 注意:歯のすり減り、あごの痛み、頭痛が続く場合は早めに受診
  • 対応:マウスピース(ナイトガード)の使用を検討

子どもの歯ぎしりの主な原因

①噛み合わせの変化(生理的なもの)

乳歯の成長・生え変わりに伴い、上下の歯のバランスが常に変化します。脳が無意識に「噛み合わせを確認しようとする」行動が歯ぎしりとして現れます。最も多い原因であり、自然に解消することがほとんどです。

②精神的なストレス・環境の変化

進級・転校・習い事・きょうだいの誕生など、子どもの生活環境の変化はストレスにつながります。大人と同様に、ストレスが睡眠中の筋緊張を高め、歯ぎしりを引き起こすことがあります。

  • ストレスのサインを見逃さないようにしましょう(不眠・食欲低下・情緒不安定など)

③睡眠の問題

睡眠時無呼吸症候群やいびきのある子どもは、歯ぎしりとの関連が報告されています(Marcus et al., 2012)。大きないびきや無呼吸が気になる場合は、耳鼻科・小児科との連携が必要なこともあります。

④遺伝的な要素

親が歯ぎしりをする場合、子どもにも歯ぎしりが出やすいという報告があります。ただし、遺伝だけが原因ではなく、生活習慣・環境との複合要因です。

これは受診が必要?チェックリスト

以下のどれかに当てはまる場合は、歯科受診をおすすめします:

  • ✅ 歯が著しくすり減っている(平らになっている、短くなった)
  • ✅ 朝起きるとあごが痛い・口が開きにくいと訴える
  • 頭痛や肩こりを頻繁に訴える
  • ✅ 永久歯が生えてからも(12歳以降)歯ぎしりが続いている
  • ✅ 歯ぎしりの音が非常に大きい(別の部屋でも聞こえる)
  • ✅ 歯が欠けた・折れた

上記に当てはまらない場合(特に小学生以下)は、まず経過観察で問題ないケースが多いです。

親御さんができる自宅でのケア

①睡眠環境を整える

就寝1時間前にはスマートフォン・ゲームをやめ、リラックスできる環境を作ることが大切です。入浴後の読み聞かせや軽いストレッチも有効です。

②生活リズムの安定

毎日同じ時間に就寝・起床する習慣が、睡眠の質を高めます。良質な睡眠は、睡眠時ブラキシズムの軽減につながることが報告されています。

③ストレスの聞き取り

幼稚園・学校でのできごとを親子で話す時間を作りましょう。子どものストレスの原因に気づくことで、環境を改善できる場合があります。

④定期的な歯科検診

3〜6ヶ月に1回の定期検診で、歯のすり減り・噛み合わせ・歯の発達を継続的にチェックしてもらうことが最も効果的な早期発見策です。

歯科での治療・対応について

ナイトガード(マウスピース)は子どもに使える?

乳歯列期(6歳未満)のお子さんには、成長中の歯・あごへの影響を考慮し、通常はナイトガードを使わずに経過観察をするケースがほとんどです。

一方、12歳以降で永久歯列が完成したお子さんで、著しい歯のすり減りや顎関節の症状がある場合には、保険適用でナイトガードを作成できます。

矯正治療との関係

噛み合わせのズレが歯ぎしりに関連している場合、小児矯正で噛み合わせを整えることが解決につながるケースがあります。当院では矯正専門の認定医が、歯ぎしりと噛み合わせの関係を総合的に評価します。

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よくある質問(FAQ)

Q. 3歳の子どもが歯ぎしりしています。放置してもいいですか?
A. 3歳の歯ぎしりは乳歯の噛み合わせ調整によるもので、多くは自然に消えます。歯に著しいすり減りがなければ経過観察でかまいません。気になる場合は次の検診時に歯科医師に確認してください。

Q. 子どもの歯ぎしりは何歳まで続くものですか?
A. 乳歯が永久歯に生え変わる6〜12歳の間に自然解消するケースが最も多いです。ただし、永久歯列が完成した後も続く場合はストレスや睡眠の問題が背景にある可能性があります。

Q. 夜中の歯ぎしりの音がひどいです。子どもに何か問題がありますか?
A. 音の大きさだけで病態の重さは判断できませんが、歯のすり減りやあごの痛みを伴う場合は受診が必要です。音だけで他の症状がない場合は、まず経過観察を。

Q. 子どもの歯ぎしりにマウスピースは必要ですか?
A. 乳歯期は通常不要です。永久歯列完成後(12歳ごろ以降)で症状がある場合は、保険適用でナイトガードを作成できます。

Q. 歯ぎしりが原因で、子どもの歯並びが悪くなることはありますか?
A. 長期的に強い歯ぎしりが続くと、歯が摩耗して噛み合わせに影響することがあります。特に前歯のすり減りが気になる場合は早めに相談ください。

Q. 山梨・甲府で子どもの歯ぎしりを診てもらえる歯科医院はありますか?
A. 江間ファミリー歯科・矯正歯科(山梨県甲府市相生1-7-15)では、小児歯科専属スタッフと矯正認定医が連携して、お子さんの歯ぎしり・噛み合わせを総合的に診察します。

まとめ

  • 子どもの歯ぎしりは乳歯期は生理的なものが多く、多くは自然解消する
  • 永久歯に生え変わっても続く・歯のすり減りが著しい場合は早めに受診
  • 自宅では睡眠環境・ストレスケア・定期検診が重要
  • 12歳以降の症状があるケースでは保険適用のナイトガードが使える

甲府市の江間ファミリー歯科・矯正歯科では、お子様の歯ぎしりに関するご相談を随時受け付けています。「うちの子大丈夫?」という軽いご相談でもお気軽にどうぞ。

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執筆監修:江間ファミリー歯科・矯正歯科 副院長 江間秀明(歯科医師)

参考文献:Lobbezoo F, et al. (2013) J Oral Rehabil. / Marcus CL, et al. (2012) Pediatrics. / 日本小児歯科学会「小児の歯ぎしりについて」/ 日本顎関節学会「顎関節症治療ガイドライン」