ラミネートベニアという選択肢 ── 当院が「補助的な治療」として使う理由 | 江間ファミリー歯科・矯正歯科 | 江間ファミリー歯科・矯正歯科 | 山梨県甲府市
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2024.02.27
  • 予防・一般

ラミネートベニアという選択肢 ── 当院が「補助的な治療」として使う理由 | 江間ファミリー歯科・矯正歯科

こんにちは。江間ファミリー歯科・矯正歯科の副院長、江間秀明です。

「ラミネートベニアで前歯をきれいにしたい」というご相談をいただくことがあります。今回は、当院がラミネートベニアをどう考え、どんなときに使っているのか、正直なところをお伝えします。

ラミネートベニアとは

ラミネートベニアは、歯の表面をごく薄く削り、セラミック製の薄い板(シェル)を貼り付ける治療です。前歯の色や形、わずかな隙間などの見た目を整える目的で用いられます。

当院では「主役」ではなく「補助的な治療」です

最初に、はっきりお伝えしておきたいことがあります。当院では、ラミネートベニアを積極的に推し進める治療とは位置づけていません。あくまで補助的な治療として、必要な場面に限って行っています。

見た目を整えたいというご希望に対して、当院がまず軸に置くのは矯正治療です。そのうえで、矯正だけでは届かない部分を補う「仕上げ」として、ラミネートベニアを併用する。そういう使い方をしています。

当院がラミネートベニアを使う場面

具体的には、次のようなケースで用いています。

ひとつ。矯正治療を行うけれども、歯そのものの形や大きさに問題がある場合。歯を動かして並びを整えても、歯の形や大きさが気になる部分は残ります。そこをベニアで補い、全体を整えます。

ふたつ。時間的な余裕がなく、軽度の歯並びの乱れを早く整えたい場合。本来は矯正で動かしたいケースでも、ご事情によってはベニアで対応することがあります。

みっつ。歯の色を周囲とそろえたい場合。一部の歯だけ色が違うといったときに、色調を合わせる目的で使うことがあります。

知っておいていただきたいこと

ラミネートベニアを検討される方に、正直にお伝えしていることがあります。

ベニアは、外れたり欠けたりすることがあります。「そういうこともあるもの」と思っておいていただきたいのです。また、削る量は最小限にとどめますが、歯を削る可能性はあります。健康な歯に手を加える治療である以上、ここはご理解いただいたうえで進めたいと考えています。

なお、ラミネートベニアは自費診療です。

若い方には、あえて削らない選択も

たとえば年齢がお若く、これからお口の状態が変化していく可能性がある方。こうした場合は、削ってベニアを入れるのではなく、より修正のしやすい直接修復(歯科用プラスチックで形を整える方法)で一時的に対応し、経過を見ることもあります。

将来の変化を見越して、いま大きく削らずに済む方法を選ぶ。これも当院の考え方のひとつです。

多くは「部分矯正との組み合わせ」になります

ここまでお伝えしてきたとおり、当院ではラミネートベニア単独というより、部分矯正と組み合わせたご提案になることが多くなります。並びは矯正で、形や色はベニアで。役割を分けて組み合わせることで、無理なく整えていきます。

そのうえでお伝えすると、適応を見極めて使ったときの仕上がりの美しさは、ベニアの確かな利点だと私自身感じています。大切なのは、使いどころを見きわめることです。

施術を受ける場所は、慎重に選んでください

最後に、甲府・山梨の患者さんにお伝えしたいことがあります。

ラミネートベニアを、県外や海外で受けてこられる方がいらっしゃいます。そして、その後のアフターケアで困っていらっしゃる方を、当院でも見かけます。ベニアは入れて終わりではなく、外れたり欠けたりしたときの対応や、定期的なチェックが必要な治療です。

どこで受けるかを考えるときは、仕上がりだけでなく、通いやすさや、アフターケアの体制まで含めて施設を選んでいただきたいと思います。

まとめ

ラミネートベニアは、当院にとって主役の治療ではなく、矯正治療を補う補助的な選択肢です。歯の形や大きさ、色を整えたいとき、矯正と組み合わせることで活きてきます。一方で、歯を削る可能性や、外れ・欠けのリスクもある治療です。

見た目のことでお悩みの方は、ベニアありきではなく、まずはお口全体を診たうえでご提案します。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

江間ファミリー歯科・矯正歯科
電話: 055-226-5582

執筆・監修: 江間秀明(歯科医師 / 江間ファミリー歯科・矯正歯科 副院長)
監修日: 2026年5月23日