赤ちゃんの歯磨きはいつから?乳児期のお口ケアと始め方 | 江間ファミリー歯科・矯正歯科 | 山梨県甲府市
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2026.06.03

赤ちゃんの歯磨きはいつから?乳児期のお口ケアと始め方

こんにちは!江間ファミリー歯科・矯正歯科の副院長、江間秀明です。
毎月第1水曜日に放送されているYBSラジオ「ひる前キッズデンタル」では、お子様のお口の健康や予防についてお話ししています。2026年5月のテーマは「初めての歯磨き 乳児編」。今回はその内容をコラムとしてご紹介します。

赤ちゃんの歯はいつ生えてくる?

赤ちゃんの歯は、生後4〜6か月頃から生え始めるのが一般的です。ただし、歯が生える時期には個人差があり、少し早い子もいれば遅い子もいます。

一方で、1歳半健診の時点ですでにむし歯が見つかるお子様もいらっしゃいます。そのため、「歯が生えてからケアを始めればよい」と考えるのではなく、もっと早い段階からお口のケアを意識することが大切です。

乳児期から少しずつお口に触れる習慣をつけていくことで、将来の歯みがきもスムーズに進めやすくなります。赤ちゃんのお口の健康は、毎日の小さな積み重ねから育っていきます。

歯が生える前から始めるお口ケア

生まれたばかりの赤ちゃんのお口はとても小さく、感覚も敏感です。この時期からやさしくお口に触れる習慣をつけることが、歯みがきへの第一歩になります。

最初は「磨くこと」を目的にするのではなく、「お口に触れられることに慣れる」ことが大切です。唇や歯ぐきにやさしく触れながら、赤ちゃんが安心して受け入れられるよう少しずつ進めていきましょう。

また、月齢に合わせてケアの方法を変えていくと、保護者の方も無理なく続けやすくなります。

月齢別ケアの目安

 ・0〜4か月:お口に触れる練習(指で唇・歯ぐきに触れる)

 ・4〜6か月:ガーゼ磨きスタート

 ・6か月〜1歳:生活習慣に注意、ガーゼ+歯みがきシート

 ・8本生えそろった頃:歯ブラシに移行

・ガーゼ磨きのやり方

ガーゼ磨きは、赤ちゃんが歯みがきに慣れるための大切なステップです。スマートフォンを見ながらでも実践しやすいよう、手順を順番にまとめると次のようになります。

① 仰向けに寝かせ、膝の上に頭をのせる
赤ちゃんを仰向けに寝かせ、保護者の膝の上に頭をのせる姿勢にすると、お口の中が見やすくなります。無理のない安定した姿勢で行いましょう。

② 唇や歯ぐきを指でやさしく触れる
いきなりガーゼを使うのではなく、まずは指で唇や歯ぐきにやさしく触れて、お口に触れられる感覚に慣れてもらいます。

③ 慣れてきたら、ガーゼで口の中をぬぐう授乳後などに、清潔なガーゼを指に巻いて、お口の中をやさしくぬぐってあげましょう。強くこする必要はなく、やさしく拭う程度で十分です。

毎回完璧にできなくても大丈夫です。赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、少しずつ慣らしていくことが大切です。

生後6か月以降に気をつけたい生活習慣

前歯が生え始める生後6か月頃から1歳頃にかけては、むし歯予防の観点から生活習慣にも注意が必要です。

特に、砂糖を多く含む飲み物やお菓子は、歯ブラシが使えるようになるまではなるべく控えるようにしましょう。また、母乳やミルクも長時間お口の中に残ると、むし歯の原因になることがあります。そのため、「飲みっぱなし」にしないことが大切です。

授乳や食事の時間にメリハリをつけ、ダラダラと飲んだり食べたりする習慣を避けることも重要です。毎日の生活リズムを整えることが、お口の健康づくりにもつながります。

・むし歯菌はうつる?親子間の感染について

むし歯菌は、唾液を介して保護者から子どもへうつることがあるとされています。たとえば、同じスプーンや箸を使う、食べ物を口移しする、保護者が使った食器をそのまま赤ちゃんに使うといった習慣は、感染のきっかけになることがあります。

もちろん、必要以上に神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんのお口を守るためには、保護者自身のお口の健康管理もとても大切です。保護者にむし歯や歯周病があると、むし歯菌が多い状態になりやすいため、定期検診やクリーニングを受けておくことをおすすめします。

赤ちゃんのむし歯予防は、赤ちゃん本人のケアだけでなく、家族みんなのお口の健康づくりから始まっているといえます。

歯ブラシへのステップアップ

歯が生え始めたからといって、すぐに歯ブラシを使わなければならないわけではありません。まずはガーゼや歯みがきシートでのケアに慣れることが大切です。

歯みがきシートを使用する際は、特に唇の裏側や前歯のまわりに汚れが残りやすいため、やさしく丁寧に拭き取ることを意識しましょう。また、夜間の授乳後や就寝前、お昼寝前にもケアを行うことがポイントです。

歯みがきを「嫌なもの」と感じさせないためにも、無理に押さえつけて行うのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら楽しく続けることが大切です。

・歯ブラシに移行するタイミングの目安

歯ブラシに移行するひとつの目安は、上下合わせて8本ほど歯が生えそろった頃です。この時期になると、ガーゼや歯みがきシートだけでは落としにくい汚れも増えてくるため、少しずつ歯ブラシを使ったケアに進んでいきます。

ただし、いきなりしっかり磨こうとすると嫌がってしまうこともあります。最初は歯ブラシをお口に入れることに慣れるところから始めて、少しずつ「磨く」動作へ移行していくのがおすすめです。

焦らず、お子様のペースに合わせて進めることが、歯みがきを習慣化する近道です。

まとめ

赤ちゃんのお口のケアは、歯が生える前から始めることが大切です。
月齢に合わせて、お口に触れる練習、ガーゼ磨き、歯みがきシート、歯ブラシへと少しずつステップアップしていきましょう。
また、生活習慣や家族のお口の健康管理も、赤ちゃんのむし歯予防には欠かせません。

お子様のお口のケアでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
江間ファミリー歯科・矯正歯科
TEL:055-226-5582